【移住】大阪・東京移住セミナー
こんにちは。
2024年7月1日を持ちまして無事6周年を迎えました。
2018年にオープンしてまる6年。途中ほぼコロナに右往左往させられましたが、なんとか6年を迎えました。今年は7周年。目の前のことを不器用なりにこなしながら頑張っていければと思います。
さて、ゲストハウスは6年となりましたが、私自身は四万十町に移住して今年で10年目になります。
移住当初、移住者の先輩が「10年たったら”定住”だよ」といっていたその10年になりました。これまで出身である大分県豊後大野市から愛知県日進市、京都府京都市、福岡県北九州市、福岡県福岡市と移り住んできた私ですが、出身地以外で一番長く住んでいる場所がここ四万十町になります。
そんな移住10年になる私に、この度「高知県の移住相談会で登壇しないか」という話をもらいました。
【高知暮らしフェア】
私が参加したのは「高知暮らしフェア2024夏」大阪と東京で行われる高知県内の市町村だけでなく、県内企業も参加する大きな移住相談会です。
実は私も2014年12月の移住フェアに参加して、そこで四万十町の話を聞き移住を決めたのでその恩返しでもあります。
私はその中の来場者に向けた移住セミナーで話すことになりました。
テーマは「地域のキーマンとなる」。なかなか攻めた題名ですが役場の方に考えてもらったものです。
内容は、ざっくりいうと「地域には人が少ないから、人からの頼まれごとが多く、それをうまくやっていったら自然と誰でもキーマンにはなれるよ。キーマンになったら地域づくりに関われるし、地域づくりにかかわるっていうことは自分の住んでる住環境をよくすることにつながるからみんな田舎でキーマンになろうよ」というものです。それを自分が今まで経験してきたことや大切にしてきた目線などを交えてしゃべらせてもらいました。
【高知から大阪へ】
土曜日。朝7時ごろに家を出て一路高知空港へ。11時半の飛行機に乗って伊丹空港へ。伊丹空港を利用するのは子供のころ母親と母の実家に帰るときに使って以来約30年ぶり2回目でした。天井が低いところがあったりしてちょっと昭和チックな伊丹空港からモノレール、電車を乗り継いで大阪の会場へ。
自分の出番は14時半からだったので13時過ぎに会場入りしました。
大阪会場は広い会場で、そこに各市町村や各企業さんなどがずらっと並んでいました。
セミナー会場はその一画にあり、しゃべっているのが会場にも駄々洩れ状態だったのでとても緊張しました。
そして、セミナー開始。
事前に準備してきた内容を少し早口でなんとか終えました。
セミナー後に話しかけてきてくれたのはどこかでみたことがある方。ちょっと前に宿に泊まりに来てくれた方でした。思わぬところでお客さんに会ってちょっとびっくりしました。
その他にも、頻繁に大正に帰ってくるご近所さんや実家に戻られた元協力隊員の方も来てくれてちょっとした同窓会のようになっていました。
その後、新幹線で新大阪から東京へ。東海道新幹線に乗るのも実に10年ぶり。予土線の新幹線との速さの違いに驚きながら久しぶりの新幹線を楽しみました。
19時頃に東京につき、ホテル近くの居酒屋で一杯ひっかけたあと就寝しました。
【東京】
翌朝いつもよりのんびりと起きてホテルの朝食を摂り会場へ。時間的には余裕があるのでせっかくなら東京を歩こうと会場までの道のりを歩いていきました。
東京では時折四万十町のブースに来た人や協力隊について聞きたいという人の相談を受けたりして時間を過ごし、また14時半からセミナーを。
昨日一度経験しているので前回よりはゆっくりと余裕をもって話すことができました。
そして、東京でも宿のお客さんが数名来てくれていて、中には「四万十町に引っ越すことが決まりました」なんて嬉しい報告を受けたりしました。
そして、フェアが終わるちょっと前に会場を後にし、羽田空港から一路高知へ帰ってきました。
【移住の入り口としての宿】
大阪、東京でそれぞれ移住フェアに参加してきました。
その中で感じたことは、「宿というのは地域の入り口である」ということです。
自分の宿にも時々移住を検討されている方が泊りに来たりします。その時泊まる宿はその人にとって地域を知るためのきっかけとなる場所です。
自分の宿を通して地域の玄関を開けどういう地域かを知る。
となれば宿というのは移住対策にとっても非常に重要なものなのではないでしょうか。
今回、大阪、東京と自分の宿に泊まった人が来てくれました。元々移住を考えている人とはいえ、うちで体験した地域が魅力のないものだったらフェアには来なかったでしょう。
宿として、宿泊者が増えることはもちろん必要ですがそれ以上に地域が魅力的であるということが大切です。魅力のない地域には泊りにもこようとは思わないからです。
特に自分の宿のような「地域交流型宿」となれば地域の魅力はそのまま宿の魅力に直結します。
だからこそ地域の入り口としてこれからも地域の魅力を伝えられるよう頑張らなきゃいけないと、気を引き締める結果にもなった今回の旅でした。
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