【SDGsでエシカル消費】2020年に取り組み始めたこと(抱負)

ゲストハウスのこと

こんにちは。今年は暖冬だといわれていますが、それでもそれなりに寒いことは寒く日々厚着の毎日です。

「1年の計は元旦にあり」。この時期よく聞く言葉です。調べてみると、その謂れについてはいくつか説があるようです。一つは中国は明の時代。”憑慶京”(読み方はしりません)という方が書いた「月令広義」という中国の伝統的な年中行事やしきたりを書いた本の中にある「一日の計は晨(あした※朝のこと)にあり、一年の計は春(正月)にあり」という言葉から来たというもの。もう一つは日本の戦国大名”毛利元就”が言ったとされる「一年の計は春にあり、一月の計は朔(ついたち)にあり、一日の計は鶏鳴にあり」という言葉から来たというものです。

と、余談が過ぎましたが、正月はとっくに過ぎてしまいましたが、1月中ならまだ大丈夫だろうと拡大解釈をして、今回と次回の2回に分けて、今年の抱負を書かせてもらいたいと思います。

【エシカル消費をします!】

”エシカル消費”

皆さんこの言葉を聞いたことはありますか?

近頃はよく聞くようになりましたが、僕もちょっと前まで知りませんでした。「エシカル(ethical)」とは”倫理的な、道徳上、といった意味のある形容詞”らしいです。最近では環境保全や地域、社会への考慮といったニュアンスで使われるケースが多く、エシカル消費とは簡単にいうと「人と社会、地球環境、地域のことを考えて作られたものを消費(購入)する」ということです。

僕がこの言葉を知ったのは昨年11月のことです。

【SDGs】

昨年11月上旬に僕は岡山県に行きました。前々から興味を持っていたSDGsカードゲームを体験するためです。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

SDGsとは、「持続可能な開発のための17のグローバル目標を169のターゲットからなる国連の開発目標」のことで、2015年の国連総会で採択された2030年に向けた具体的な行動指針です。※と書いてみたものの上手く説明するには僕の文章力では難しいし、長くなるので詳しくは皆さんで調べてみてください。

たまたま読んだ本にSDGsのことが書いてあって興味が湧いた僕はSDGsについていろいろ調べてみました。その中でSDGsカードゲームというものがあり、それはSDGsカードゲームファシリテーターという資格を持った人の下でないとないとできないという事がわかりました。

「このファシリテーターの資格があれば新しい収入源に繋がるかもしれない」という少々邪な考えでファシリテーターについてさらに調べてみました。すると、

①ファシリテーターになるには専用の養成講座を受けて資格をもらう(150,000円程度)

②ファシリテーター養成講座を受ける前にカードゲームを一度体験していること

という2つの条件がありました。

受講料の150,000円はさておきとりあえずはカードゲームを体験してみようと、近くでないか調べた結果岡山でのカードゲー体験会に参加したのです。

【参加してみて】

当日の参加者は私を含めて6名。お互い初対面でしたが、最後の方にはみんな協力してゲームをやっていました。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

ゲームの感想としてはとても面白かったし、勉強になりました。一つの動きによって世界がどのように動いていくのかがよくわかりました。「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺が日本にはありますが、まさにその通りだと思いました。

このゲームを通して自分自身でもできることがないかと考え始めました。

【使ってるものを少し変えてみる】

SDGsカードゲームを通して思った「何かできることから変えてみよう」という思いを体現するためにどんな方法があるか探ってみました。

そこで出会ったのが「エシカル消費」でした。

とはいえ、洗剤を全く使わないとか、シャンプーやリンスを止めるとか、いくら地球環境のためとはいえ一気にすべてを変えることはできません。それに地球環境にやさしいものってまだまだ値段的に高いのも事実です。そういったものを無理して買ってゲストハウスの運営に支障が出てしまっては元も子もありません。自分のできる範囲でゆっくりといままでよりは地球環境に配慮したモノ、コトがないかを探しました。その結果が以下になります。

①掃除用の洗剤→クエン酸、重曹、ミラクルやまちゃんに変える

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

まず最初に取り組んだのは掃除用の洗剤でした、トイレや床、畳などこれまでは数種類の洗剤を使っていました。正直お金も掛かっていたので、それをもっと安全でいいものに変えられないかと思ったのです。そこで調べた結果、クエン酸や重曹を使えば日常の掃除はある程度カバーできるという事でした。また、ゲストハウスの近くの就労継続支援B型事業所やまびこで「ミラクルやまちゃん」というすべて食べ物からつくった洗剤を作っていました。それらを使うことにし、これまでの洗剤を少しだけ残しておいて、通常の掃除はクエン酸、重曹、ミラクルやまちゃんで賄うことにしました。

②洗濯洗剤→洗剤を少ししか使わなくていいものに変える

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

次に取り掛かったのは洗濯洗剤です。お客さんが増えれば増えるほどなくなっていく洗濯洗剤。それを少しでも改善できないかと探しました。すると、「洗たくマグちゃん」というものに出会いました。これはマグネシウムのはいった袋のようなものを洗濯物と一緒に入れるだけでいいというものです。まだまだ使い始めで効果のほどはわかりませんが、お客さんが洗濯する際には普通の洗剤を使ってもらい、宿で洗濯する敷きマットをこの洗たくマグちゃんを使いながら少しずつ洗剤の量を減らしていこうと思います。

③シャンプー&リンス→自然由来のものに変える

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

最後に取り掛かったのがシャンプー&リンスです。正直これが一番迷いました。というのもいいものはとても高いしなかなか手に入らない。中には液体じゃないものもありました。そんな中で探しあてたのが「凛恋」(りんれん)というものです。これは、日本国産の植物にこだわって作ったシャンプー&リンスです。通常売られているものより2倍以上の値段がします。しかし、これぐらいならばなんとかなるかもしれないと思い導入を決めました。これに関しては四万十町のドラッグストアで買えるというのも大きかったと思います。

④客室のごみ袋→新聞で

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

これに関しては以前からやっていました。客室にあるごみ袋の袋をビニール袋から古新聞で作った簡易的なごみ袋で代用するようにしました。お風呂やトイレといった水分を含んだものを捨てるところにはビニールを使っていますが客室のごみ袋なら新聞で作った方がどうせ捨てるものだし、安くすむと思ったからです。新聞ごみ袋の作り方は前の職場の方に習って、今は仕事の合間に作っています。

【ちっちゃなことからコツコツと】

今年第一の抱負は「エシカル消費」です。そして、すでに少しづつですが取り組み始めたことがあるというのは以上で書いた通りです。

エシカルやSDGsに取り組むことについて「偽善」といわれる方もいるかもしれません。正直、そういった面もあります、こういった取り組みをすることで少しでもゲストハウスの印象を良くしようという思いがないといえばうそになります。(なければこうしてブログに書かなくてもいいわけですから)でも偽善でも、こうした取り組みをしないよりはましかなと思っています。それに僕が取り組んでいることなんてまだまだです。相変わらずビニールも使ってるし、洗剤も使っています。ただその量を少し減らしただけです。

自分に無理のない程度で、地球や地域に少し配慮したことをやる。小さなことをコツコツとやっていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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