【高知県の道の走り方】工事工事、迂回迂回、高い高い
こんにちは。
朝晩の冷え込みに、ストーブをいつ投入するべきか迷う日々が続いています。
「高知県は中国を移動するようなものだ」と昔誰かから聞いたことがあるのですが、その言葉通り高知県の移動にはとても時間がかかります。
私の好きな水曜どうでしょうでも、四国お遍路の旅の最中に大泉洋さんが高知県の移動について嘆いていますが、ナビで距離が短くても移動に時間がかかるのが高知県です。
その主な理由は、高知県の広さ(ほぼ四国半分)と高速未整備区間の多さ(西部は四万十町まで、東部は夜須まで)などがありますが、道のくねくね感と狭さというのも大きな理由の一つだと思われます。
道のくねくね感と狭さ
高知県の道は狭くてくねくねしてます。その理由を自分なりに推理すると、
「山が多く、川も蛇行しているため、トンネルを掘りたいが予算の問題で掘ることができないため山や川に沿って道を作るしかなかった」
かなと。(個人の勝手な推理です)
このくねくね道のため車のスピードもそこまで出すことができず、ブレーキを多用してしまうし、道が狭く離合もしにくいため時間が思ったより時間がかかってしまうのです。
特に国道439号線(徳島県徳島市~高知県四万十市)は、別名「ヨサク」とも呼ばれ、その道の険しさから「日本三大酷道」(国道425号三重県~和歌山県、国道418号福井県から長野県)の一つとしても恐れられています。
特に、大正から四万十市に抜ける「杓子峠」はガードレールも少ない急カーブの連続で、対向車に気を付けながら進まなければならない難所。お客さんにもこの道はおすすめしてません。
工事看板に注意。
そんな道が多い高知県を走る際に気を付けなければいけないことがあります。
「工事看板を見逃すな!!」
です。
道を走っていると時折このような看板を見かけます。
これは、「この先で工事してるよ」という看板です。
普通なら「なんだ、工事してるのか片側交互通行か。ちょっと時間かかるかもな」ぐらいで、そこまで工事していることの重要性を考えたりしません。
しかし、高知は違います。
狭い道が多い高知県では、片側1車線なんてできないのです。高知県の狭い道での工事はそれこそ「全面通行止め」にして工事をしなければいけないのです。
つまり、高知の狭い道での工事=通行止めなのです。
しかし、ずっと通行止めにするとその道を生活道路している方たちが困ってしまいます。特に山間地域では迂回路もなく遠回りするにもすごい時間がかかってしまいます。
そこで、時間ごとに通行できる時間を設けています。それを、書いてあるのが工事看板なのです。
25分工事の5分通行可。50分工事の10分通行可。の2種類があり、25分ならそんなにですが、50分待ちとなるとちょっと大変です。何もないところで50分もの時間を潰さなければならないのです。それも工事しているのは山の中。下手するとスマホも通じません…。
だからこそ、道の分岐点にある工事看板で事前に通行止めの時間を確認してから、あまりにも時間がかかりそうなら別の道を選択したりするのです。
交通規制については、四国地方整備局のHPで確認することができます。
たまには停まるのもいい
通行止めに合わないように事前に調べていくのもいいですが、たまには通行止めにつかまるのもいいかもしれません。
工事をしているのは普段車を停めるようなところではないので、時間があればエンジンを止めて、車を降りて、周りの自然を見たり、車の中で本を読んだりして過ごすのもいいですよ。
なにせ、周りは自然だらけ、観光地では見つけられない皆さんだけの魅力を発見するかもしれません。
工事工事、迂回迂回、高い高いの高知県の道路。そんな道を楽しんで走るのも高知県ならではの体験だと思います。
ただ、その際には安全運転で。
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