【マルシェ】第4回大正のきさきマルシェ

ゲストハウスのこと

4月に入ったというのになぜか「寒い」。

暖かい日はあるものの、毛布とストーブがいつまでたっても手放せない日々が続いています。

そんな天候が不安定な中、今年も「大正のきさきマルシェ」を実施しました。

【大正のきさきマルシェとは】

2022年4月。

空き家や空き地が増えて閑散としていた大正商店街を盛り上げようと始めたのきさきマルシェ。

私がある地域づくりワークショップでアイデアを発表したのが始まりでした。

そこから有志を募り第1回大正のきさきマルシェを開催。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

大正の商店街にある空き地や空き家、各家庭の軒下や駐車場を借りて一日だけの商店街を作りました。商店街を利用しようと思ったのは、マルシェをやることで空き家の持ち主には「貸してもいいかな」と思ってもらえて、マルシェの出店者には「自分でお店を持ってみてもいいかな」と思ってもらえる、起業するうえでの壁を少しでも薄くできたらいいなという思いがありました。

第1回の参加店舗は22軒。

コロナ禍でありながら、それでも普段は人の少ない商店街に300人もの人が集まり、地元の方からは「昔の商店街が戻ってきたみたい」「こんなに人が歩いているなんてみたことない」などといった驚きと喜びの声をいただくことができました。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

始めは「とりあえず一回やってみる」の気持ちでやっていたのが、周りからの反響、期待もあり翌年も開催することになりました。

【2回目以降ののきさきマルシェ】

1回目は地域づくりワークショップからの発想ということもあり、メンバーも沢山いましたが、翌年からはそれも期待できなかったので、基本的に地元の地域おこし協力隊と一緒にやることに。

その時から段々とのきさきマルシェの柱が自分の中で決まってきました。

①マルシェを運営するうえで、スタッフ、出店者さんにとっていいイベントであるかどうか

②地元の小中高生に普段あまり見ることができないお店を連れてくる(クレープなど)

③商店街を使う

④できるだけ民間でやること→役場に負担をかけないイベントにする

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

以上のようなことを大切にしながらマルシェを実施しています。

第2回の参加店舗は35店舗。さらには商店街沿いにある自宅前で出店する人や、商店街沿いのお店もその日のために店前で販売してくれたりして実際には40店舗近いお店が商店街に現れました。

第3回は、前回が多すぎたということもあり少し抑えて31店舗。

天候にも恵まれ400人近い人が来てくれました。

3回目ともなると地元にはそれなりに認知され始め「来年はこうしたい」など言う声も聞くようになってきました。

【第4回大正のきさきマルシェ】

そして今年の第4回大正のきさきマルシェ。

準備は昨年の11月ごろから始まりました。

というのも、これまで当日は青年団などに手伝ってもらっていたもののマルシェの内容や出店者交渉などは3人でやっていました。

地域イベントには地元の人にも参加してほしい、特に若い20代~30代に参加してもらって「自分たちで町をつくる」という行為を楽しんでもらいたいという思いがあるので今回はまず「仲間募集」から始めました。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

地元のこども園などに協力してもらいチラシを配ったりしましたが、結果としては。失敗しました。
でも、まだ仲間募集はあきらめていません。

仲間募集には失敗しましたが、マルシェの方は少し変化をしてみようと思い、考えたのが「本のイベント」。

自分が本が好きというのもありますが、同じ四万十町で本好きの人たちの熱が高まってきていて、そういったイベントを頼めそうな人がいたからです。

それも、場所に旧田野々保育所の園庭を使うことで、園庭の活用方法をPRすることも考えました。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

そんな新しいことも取り入れながら昨年から準備を始め、気づいたら参加店舗数44店という過去イチの参加店舗になっていました。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

 

【雨の心配】

これまでののきさきマルシェは天候に恵まれてきました。

その日だけ晴れ。という日もあったりしましたが、今年はずっと雨予報。

1週間前から数時間ごとに天気予報とにらめっこという日々が続きました。

何軒かの出店者さんからも「やります?」という問い合わせがありましたが、雨の強さや午後からは晴れるという予報を信じて決行することにしました。
お店の配置転換など、雨に備えた準備をイベント直前まで考えて当日を迎えました。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

当日。

朝起きると…雨。

まあ予想していたこととはいえやはり残念な気持ちにはなりました。

それでも、9時頃に準備を始め、10時、10時半と近づくにつれて止んでいく雨。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

そして、開始時刻11時にはすっかり雨も止み、晴れ間が見える中でイベントは始まりました。

【イベント中】

集客が一番の課題で、今回はほぼ毎日のようにSNSで発信したりして集客に努めました。

当日は雨が事前に降っていたこともあり、客足が始まりこそ鈍かったものの、これまでと変わらないぐらい来てくれたように思います。

時間によっては商店街を多くの人が行きかいにぎやかな商店街になっていました。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

ただ、一方で風が強くテントで出店していた方は時折吹く強風に四苦八苦していたり、範囲を広げた場所への集客が少なかったりとお店によってはご迷惑をかけたところもあったように感じました。

【マルシェを終えて】

それでも何とか大きな事故無く4回目の大正のきさきマルシェを終えることができたことは何よりの収穫でした。

今後は、マルシェとして少し「利益」を生み出すことも考えなければいけないかなと思います。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

と、いうのも、これまでマルシェ当日はボランティアで協力してもらっています。でも、それだと長く続くイベントにはなりにくいのではないかという考えがあります。

理想としては、主催者側で何らかのグッズを販売したりして、収益を上げ、その利益で例えば高校生などをバイトで雇いイベントを運営していく。
そんな形が目指すものです。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

また、マルシェ自体もマンネリしないよう範囲を広げたり、新しい取り組みや変わった店舗を呼び込むなどの工夫をしながら集客を上げて魅力あるイベントをして、町ににぎわいを創出できたらと思います。

来年、再来年とこのイベントが続き、僕が今来ている「主催者Tシャツ」を継いでくれる人が現れえてくれたら嬉しいです。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

今回のマルシェに関わってくれたすべての皆さんに感謝したいと思います。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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