【駅】大正駅をリニューアル

DIYについて, イベントのこと, 四万十町のこと

こんにちは。

年も押し迫った12月。今このブログを書いている12月18日、外は吹雪となっています。

さて、宿から徒歩10秒の場所にある「JR土佐大正駅」。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

JR予土線にある駅の中でもレトロな駅舎として有名なこの駅ですが、この駅が最近変化を遂げているのを皆さんご存じでしょうか?

今回はそんなJR土佐大正駅の変化について書いていきたいと思います。

【JR土佐大正駅】

四万十町の若井駅と愛媛県宇和島市の北宇和島を結ぶJR予土線。

その予土線の一つの駅であるJR土佐大正駅は大正の街中にあります。予土線沿線にあるほかの駅と同じように無人駅ですが、平日は駅舎内に事務所がある「四万十交通」さんが委託を受け切符や定期の販売をしています。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

駅舎は予土線が全線開通した昭和49年に作られ、当初はプレハブでしたが平成元年に地元の木材を使いプレハブを覆うように現在の駅舎の姿になりました。

そのレトロな雰囲気の駅舎は観光客からも人気で、わざわざ駅舎を撮りに来る方もいます。

特に平成31年4月29日の「平成最後の昭和の日」には”平成最後の昭和の日に大正駅前で明治のR-1 (ヨーグルト)を持って写真を撮る”という方でにぎわいました。

【大正駅を改装】

外見は木造でレトロな土佐大正駅ですが、内装は正直そこまでこだわりはなく至って普通の駅舎でした。

そこで、この大正駅をうまく活用できないかと考えたのが地元の「四万十町地域おこし協力隊」でした。

改装は天井板を地元の杉材で覆うところから始まりました。地元の大工さんに助言、協力を仰ぎながら協力隊が自ら天井板を張っていきました。
※この時の様子は地域おこし協力隊のブログに詳しく書いてあります。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」
初めは慣れない大工仕事に戸惑っている様子でしたが、時間が経つごとに慣れた手つきになってきていました。

天井を張ったことで一気に駅の中がおしゃれ空間になっていきました。
この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

そこから、長机を置いたり、本棚を作ったりして、少しずつ駅構内が変わっていきました。

地元の方からも「駅がすごくよくなった」という声を聞くようになり、地域の方の駅のイメージも少しずつ変わっていったような感じがし始めました。

【駅ナカレンタル】

次に協力隊が取り組んだのが駅に昔あった切符売り場の跡です。

その昔は駅に切符販売の方がいてそこのスペースが使われないまま長い間放置されていました。

その場所を協力隊は「駅ナカレンタル」として使うことにしたのです。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

駅ナカレンタルとは簡単にいうと、何か自分で作っているものを販売したいという人に駅ナカのスペースを貸していろんなものを販売してもらおうというものです。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

今は月に2回、隔週土曜日に出店者を募って実施しています。
※協力隊が出店した際のブログがこちらです。

これによって、汽車できた観光客の方や地元の方が駅に訪れてくれて地域のにぎわいの創出になっています。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

【厳しい予土線だけど】

予土線はJR四国の中でも経営状況が厳しく、「100円稼ぐのに1700円の経費がかかっている」といわれるほどです。

それでも鉄道ホビートレインやしまんトロッコなどユニークな汽車が走っていたりいろんな工夫をされています。

また、予土線の中でも特に江川崎駅から大正駅までは四万十川の風景をみながらのんびりとした旅を楽しめることができます。

地域としても予土線を盛り上げるために今後もいろいろと頑張っていきたいと思っています。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

 

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