【読書】地域おこしにおススメ本

ゲストハウスのこと

こんにちは。
約2か月にわたる長い梅雨も遂に明け、暑い日差しが照り付けるようになりました。
「やっと夏がやってきた!」
と、これからくる繁忙期に向けて気合を入れなおしたい時ではありますが、今年は梅雨明けを素直に喜べない状況です。

EkimaehouseSamaruとしてもその対応に四苦八苦しています。

とは言いつつも、幸か不幸かその分時間だけはあります。
お客さんがいなくて時間がある分、今年は色んな事に挑戦しながら、新しいサービスの開発などに時間を使っていこうと思います。

また、時間があるので必然的に趣味の読書に費やす時間も増えているので、私としては嬉しいやら悲しいやら複雑な気持ちです。

さて、そんな私の趣味である読書。

地域おこし協力隊時代から今に至るまで、仕事柄地域おこし関連の本を読むことが多くなってきました。

その中で今回は地域おこし関連の本の中で私が面白いと思った選りすぐりの3冊を紹介していきたいと思います。

【協力隊になるきっかけとなった本

       「21歳男子、過疎の村で暮らし始めました」】

岡山県美作市で地域おこし協力隊になった水柿さんの体験談が書かれています。

当時水柿さんは普通の東京の大学生。そんな大学生が休学して岡山県の地域おこし協力隊となり、役場、集落、仲間と一緒になって地域おこしをしていくその経験談が楽しい文章で書かれています。

本を読んでわかるのは水柿さんが失礼ながら本当に普通の大学生だということ。
その普通の大学生が地域に暮らして、地域の方や役場の方、協力隊の仲間と関わることでどんどん成長していくのがわかります。

この本に私が出合ったのは福岡のサラリーマン時代。
移住に興味を持ち始めて、ふとこの本が目に留まり購入しました。
なんとなく地域おこし協力隊というものは知っていましたが、なんとなく「すごいスキルを持った人じゃないと地域おこしなんてできないんじゃないか」と思っていました。

しかし、この本を読んでその考えが少し変わったのを覚えています。
「なんのスキルのない私でも協力隊になれるんじゃないか」。そう思えるようになった1冊です。

【協力隊の実態がわかる本「奇跡の集落」】

新潟県十日町市で協力隊をしていた多田朋孔さんの本です。

地域おこし協力隊として3年間勤めあげ、協力隊任期終了後も同地で活動されている多田さんが関わった地域のお話です。

それだけでなく、多田さんが活動を通して感じた、失敗しやすい協力隊員の例や役場の受け入れ体制への問題点など、地域おこしに関わるどの立場の方が読んでも勉強になる1冊だと思います。

私も読んでいて「わかるな~」というところが多々ありました。

【街づくりの原点をみたような気がする

           「マイパブリックとグランドレベル」】

大げさですが、この本を読んだときに目から鱗が落ちました。

著者の田中さんは設計事務所を営む傍ら、事務所内でノンアルコールバーを始めます。
そこから色んなことをやっていくのですが…

この本を読む以前の私は、「地域おこしはそれなりの準備、金を用意して役場や地域に根回しをしてきちんと土台を固めてからやらないといけない」と思っていました。
確かに、それがベストだろうし、田舎で何かをやる場合はそれなりに根回しは必要です。
しかし、一番大切なのは「自分は何をして人をもてなしたいか」ということ。
役場だけに頼って、自分では何も負担せずに「役場が何もやってくれない」「地域が協力してくれない」と非難するのではなく、自分でやれるところから始めてみればいいということに気付きました。

今私は大正の町を創っていきたいと思っています。
魅力的なお店とかがあってゲストハウスに泊まった人が昼間にのんびり散策できるように。その為に自分は今何ができるかそれをずっと考えています。小さなところから始めてそこに共感してくれた地域が手を自然と貸してくれる。そんな風に進められたらと思っています。

その想いの原点はこの本のような気がします。
とはいえ、まだまだ何一つ進んではいませんが…

今回は3冊を紹介させてもらいました。
この本以外にも紹介したい本。面白かった本は沢山あります。
以上の3冊に関してはゲストハウスにも置いていますので読みたい方は言って下さい。

また、私自身元地域おこし協力隊ですので、何か協力隊の方で話を聞いてもらいたい方は解決はできないかもしれませんが、お話を聞くだけはできますのでどうぞお気軽に来てみてください。

 

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