【四国88か所】お遍路回りながら四国を満喫 室戸、徳島編

旅について

こんにちは。

やっとらしくなってきたとはいえ、11月とは思えない暖かさに、朝起きて、着る服に悩む日が続いています。

11月初め。

実は旅に出ていました。

例年ならお客さんの少ない6月に勉強と宣伝を兼ねてゲストハウス巡りをするのですが、今年は新型コロナの関係で行けませんでした。

旅に出られないフラストレーションがそれなりに溜まっていたので、ここらでいっちょ旅にでも出ようかと夏の忙しさも落ち着いた9月頃から計画していました。

本当なら北海道、東北や関西の方を攻めてみたかったのですが、新型コロナのこともあるし、仕事のこともあるのであまり遠出はできないな~と思っていたところ、あることが思い浮かびました。

 

「僕は四国のことをあまり知らない」

 

四国でゲストハウスをやる身でありながら四国についてあまり知らないのではないか。

ここ(ゲストハウス)に来るゲストさんに自分の経験に基づいた観光案内をしてあげた方がいいのではないか。

前々から感じていたことであり、逆に遠出できない今だからこそ四国を旅しようと思ったのです。

でも、四国を旅するといっても具体的にどこにいけばいいのか…

そこで思いついたのが88か所霊場です。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

四国内88か所に点在している霊場を廻れば自然と四国の観光の勉強にもなるのではないかと考えたからです。

【四国88か所霊場】

四国88か所霊場。その起源について自分なりに何冊かの本を図書館で借りて読んだりして調べてみましたがわかりませんでした。

ただ、江戸時代に真念という方が書いた「四国辺路指南」という本が出され民衆に遍路というものが広がったみたいです。

また、同じ真念さんが書いた「四国遍路功徳記」に、~編礼所88か所さだめぬる事、いつれの時、たれのいふ事さだかならず~と書いてあり、17世紀の時点で88か所があったという事、その起源が分からないということがわかります。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

現在では、ツアーや旅行目的としての遍路が行われており、巡礼方法も徒歩だけでなく、バスや車、バイク、自転車など色んな方法で廻られており、その敷居の低さは四国巡礼の任期の一つ要因だと思います。

また、外国の方にも人気で特に外国の方は歩いて巡礼される方が多く、四万十町でも時折歩いている遍路さんを見かけますが外国の方が非常に多いと感じます。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

因みに、初めて外国の方が四国巡礼をしたのは、フレデリック・スタールというアメリカの方で、1917年と1921年の2度にわたり88か所を廻ったそうです。

 

【四国巡礼in室戸】

四国88か所巡礼の旅。

通常88か所を廻る際には1番から順番に回る「順打ち」。88番札所から逆回りに回っていく「逆打ち」というものが一般的ですが、私の場合は廻る順番は決めずに旅の目的地周辺のお寺を廻る方法です。このゆるいルールも四国遍路の人気の秘密だと思います。

第1弾は高知県東部から徳島県吉野川市です。

11月初旬。

ゲストさんを送り出した後、簡単に館内の掃除をして出発。

途中安芸市で名物のしらす丼に舌鼓を打ち室戸市へ。

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今回の旅1寺目は26番札所金剛頂寺です。

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海沿いの道から山を登っていきます。細いくねくね道を少し行くとお寺がありました。

次はその近く、25番札所津照寺です。

港の近くにあり、長い階段の途中に竜宮城の入り口のような建物がありました。そこからは綺麗な室戸の海が見られます。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

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この日の最後は室戸岬の上にある24番札所最御崎寺です。

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ここには叩くと鉄の音がする岩があってとても不思議でした。(ごめんなさい写真とってないです)

その後、前から行ってみたかった「室戸廃校水族館」へ。廃校を利用した水族館でお魚を見学。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

その日の夜は、以前地域おこしの研修で会った方と再会し室戸市内でキンメなどをごちそうになったあと室戸市に今年できたゲストハウス「スカイアンドシームロト」さんに一泊。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

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雄大な室戸の自然と共に心地よい眠りにつきました。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

【巡礼2日目、室戸から徳島県吉野川市】

翌朝。

朝の室戸の海岸を散歩した後、美味しい朝食をいただいて2日目の旅へ出発。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

室戸の海岸を車で軽快に走りながら高知県の東の端っこ東洋町へ。

その昔、折り畳み自転車で徳島から高知県宿毛市まで旅をした際に泊まったホテルを確認しながら徳島県へ入りました。

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徳島県最初のお寺は23番札所薬王寺。

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着いたのは午前10時ごろでしたが、晴天だったこともあり非常に気持ちのいいお寺さんの空気を吸うことができました。

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次は22番札所平等寺。

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こじんまりとした小さなお寺でしたが、本堂から見える山がお釈迦様が寝ているように見えるということで新聞にも取り上げられており、それをパシャリ。

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続いて21番札所太龍寺と20番札所鶴林寺は山の上ということで今回は断念し、19番札所立江寺へ。

ちょっと入り口が分からず迷いましたがいいお寺さんでした。

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次は18番札所恩山寺。

徳島市内を抜けて小高い山の中にある恩山寺は自然に囲まれ綺麗でした。

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17番札所井戸寺。16番札所観音寺。15番札所国分寺と怒涛のお寺ラッシュ。近く近くにお寺があるため休憩をとることがなかなかできずに気付くと14時。お腹も限界が来たためちかくのうどん屋さんでやっと一服しました。

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お腹いっぱいの後は14番札所常楽寺へ。

ほんと車がはがれるんじゃないかと思う坂を上って駐車場へ。

常楽寺は自然石の上に作られた不思議なお寺でした。

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13番大日寺、12番焼山寺は山の上にあるので今回は断念。

11番札所藤井寺へ。

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藤井川という小さな川が流れるお寺さんの手水場が綺麗でした。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

本来の計画ではここで終わろうと思っていましたが、走っていると次のお寺も近いみたいでまだまだ日も高かったので10番札所切幡寺へ。

333段ある階段にヒーコラ言いながらお参りを済ませたあと、またもや近いというので9番札所法輪寺へ。

平野の中にポツンとある法輪寺さんはノスタルジーを感じられるいいお寺さんでした。

法輪寺を出るとまたまた近いというので8番札所熊谷寺へ。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

熊谷寺は山のふもとにあり、本堂までの道にもみじがあったりして絵になるお寺さんでした。

もういい加減疲れたし、お寺を廻りすぎてちょっと精神的にもおかしくなったのでその日の宿へ。

携帯ショップを改装したという吉野川市の「Guest Houseチャンネルカン」さんへ。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

そこで教えてもらった徳島ラーメンを食べて眠りにつきました。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

 

【旅を終えて】

今回2泊3日で15寺を廻りました。

正直、しんどかったです。

特に2日目の12寺は、途中ちょっとお寺を廻ることに追われすぎて精神的にもおかしくなってしまいました。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

そんなことをチャンネルカンのオーナーさんに言ったところ「それも含めてお遍路なんでしょうね」と言われました。

まさにその通りだなと思いました。

お寺を廻ることにとらわれ過ぎて、本来の目的を忘れていました。

次回からはもうちょっとゆっくり回って周辺の観光も学んでいきたいと思います。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

 

  • コメント ( 2 )

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  1. 加藤達也

    本ブログ、大変遅ればせながら拝見しました。昨年、自転車での区切り打ち遍路を始めました。数十年前 自転車キャンツー小僧だった学生時代のやり残しの1つで、いい加減にやらないとやらずに終わってしまうな、と思った次第。

    >途中ちょっとお寺を廻ることに追われすぎて
    のくだり。昨年の夏に徳島1番~23番を回ったのですが、スタンプラリーに陥っている自分にふと気が付き、途中からお参りにしっかりと時間(気持ち)を充てるようにしようと取組みを改めた経緯があります。
    今年の夏(7月末)は高知24番~37番を回り、高知の「距離の長さ」と「天候の変わりやすさ」を堪能しました。次の区切り打ちは四万十スタートです。
    (2022年8月 愛知県 加藤達也)

    • 小野雄介

      コメントありがとうございます。
      やはりみなさんスタンプラリーに陥るんですね。
      37番の近くでお待ちしています。

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