【商工会】地域の強い味方

ゲストハウスのこと, 四万十町のこと

商工会ってご存知ですか?
自営業ではない方にはあまりなじみのない所かもしれませんが、ざっくりいうと中小企業の起業、運営のサポートをしてくれる団体です。

私も商工会の会員で、ゲストハウス開業に際しても色々と力を貸してもらいましたし、今も経営面でお世話になっています。それだけでなく、私が昔やっていた地域おこし協力隊時代にもお世話になっており、地域活性化にとっても外せない団体です。
今回のブログではそんな商工会について書いてみようと思います。

【商工会とは?】

商工会は昭和35年の商工会法を根拠に作られた特別認可法人です。
現在全国に1600を超える商工会があり、約81万事業者が加盟しています。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

商工会には「2大事業」と言われるものがあり、
一つは“経営改善普及事業”。もう一つは“地域総合振興事業”です。
経営改善事業とは、小規模事業者の経営や技術の改善発達を測るための事業で、金融や税務などの相談、支援。商店街の改善などのことです。
もう一つの地域総合振興事業については、豊かな地域づくりと商工業の振興のための事業のことで、商工会はこの2大事業達成のために色々と活動しています。

【四万十町商工会】

四万十町の商工会は旧窪川町、旧大正町、旧十和村が合併して四万十町になった平成18年にできました。それまでは、旧町村にそれぞれ商工会がありましたが、町村合併と共に商工会も合併しました。

現在、窪川に本部。大正、十和にそれぞれ支所があります。

商工会には、下部組織として主に40歳までの会員で構成される「商工会青年部」、女性で構成される「商工会女性部」があります。
そして、私は40歳になった昨年度まで、四万十町商工会青年部大正支部に所属していました。

私が商工会青年部(以下青年部)に入ったのは地域おこし協力隊1年目の時です。同じ協力隊の子が青年部に入っていたのがきっかけです。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

青年部では様々なイベントを行っていました。窪川では半世紀以上続く高知で一番歴史のある夜市「金太郎夜市」。十和では住民による住民のためのバルイベント「村バル」。

その他、四万十川桜マラソンなどのイベントにも青年部として参加して各地区を盛り上げています。

そんな商工会青年部に入ることで人脈を作ろうと思ったからです。

実際青年部を通じて得た人脈は今も大切にさせてもらっています。

また、昨年は四万十町青年部の代表として、商工会青年部の主張発表大会に出させていただき、ありがたいことに高知県代表として島根県で行われた商工会青年部中四国大会で発表させてもらう機会を得ることができました。四万十町に地縁のない私が高知県代表までになったのも四万十町での青年部活動があったからだと思います。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

また、この場には僕と同じように地域おこし協力隊から起業した方が別の県の代表として出場しており、商工会にとっても協力隊の存在が大きくなってきているのだなと感じました。

【四万十町商工会青年部大正支部】

そんな四万十町青年部の中で、私のホームグランドは大正でした。

大正の青年部は、私が会員になった2015年当時5名の部員がいました。その少ない人数で様々なイベントをやってきました。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

毎年1月のどんと焼き、2月の大正浪漫ひな祭り、5月のふるさと祭り、7月の河内神社宵祭りビアガーデン、8月のあゆ祭りと年間通じて様々なイベントを行ったり、参加したりして忙しく活動していました。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

そうした活動を通して、地域の方と知り合いになり、地域での位置を確立していくことができました。

【商工会に入ってよかったこと】

①仲間ができる

地域おこし協力隊は役場がホームグラウンドになります、役場の方も多くは地元の方ですが、それだけだと思考が偏ってしまいます。民間でも異業種交流会があるように色んなバックグラウンドを持った人たちとの交流が欠かせません。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

また、何より商工会のメンバーは今地元で頑張っている人達です。自分たちの将来にも関わってくるため「地域をどうにかしたい」という気持ちを持った人が多く、そんな方たちと関係を持てることは地域おこし協力隊とってもプラスになりました。

②イベントがしやすい

他の商工会はわかりませんが、大正の場合は協力隊で行うイベントの際にいろんな道具を商工会から借りていました。鍋、コンロ、ガス台、シンク、綿菓子機など商工会にはイベント使えるものが沢山用意されています。そういったものをお借りして安くイベントをすることができます。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

また、地元に密着した商工会ですのでイベントに協力してもらいたい業者さんなどを紹介してもらうこともしたりしました。

私が協力隊時代に行ったイベントの多くも商工会の力を借りたことが多かったです。

③起業相談

これまで普通のサラリーマンだった私にとって起業は初めての経験でした。青色申告、白色申告、開業届などわからないことばかり。

そこで相談したのが商工会です。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

商工会には起業支援員さんがいてその方に起業の相談を一からできます。それも無料で。

補助金申請の方法や事業計画書の書き方など、起業に関わる色んなことについてサポートしてもらます。

それに、私の場合はできるだけ地元の業者さんを使って電気工事とかしたかったので商工会にそういった事業者さんを紹介してもらったりしました。

また、起業後の伝票経理や、確定申告なども商工会を通じてしてもらっているので、日々の伝票記入をきちっとしていれば簡単に安く確定申告も終わります。

【地域おこしに商工会は外せない】

協力隊時代から商工会のお世話になっており、今も都度都度補助金の相談をしたりしてお世話になっています。直近では、新型コロナの「持続化給付金」の申請でも相談にのってもらいスムーズに申請ができました。

ここまでいうとなんか商工会の回し者みたいですが、これは私の率直な感想です。

特に、地域おこし協力隊の方には商工会と是非絡んでほしいと思います。将来的に起業しなくても色んな面で協力隊活動に商工会を頼ることは役立ちます。

まずは一度地元の商工会を訪ねてみませんか?

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