【鮎】四万十の恵みを釣る
こんにちは。5月に入って暖かな日が続いています。宿の方も毛布を止め、夏試用になりました。
今年はある理由からGWがとても静かで暇でした。
日々掃除したりDIYしたりしてのんびりと過ごしていました。
人間界の都合とは関係なく、自然界では季節通りに物事が進んでいます。
この季節の風物詩といえば、四万十ではやはり”鮎”。今年も鮎漁解禁の季節になってきました。
私自身は釣りをしないのであまりその面白さはわかりませんが、この季節、川を覗けば釣り人達があちらこちらで釣り糸を垂らしている風景が見られます。
今回のブログではこの鮎漁について少し書いてみたいと思います。
【場所ごとに違う解禁日】
四万十川の全長は196㎞。鮎漁解禁といってもその全てでOKになるわけではありません。
四万十川の場合は2段階に分かれています。
まずは、四万十川の上流部。四万十町の家地川地区にある家地川堰堤までがその範囲ですが、ここでの鮎漁解禁はつい先日の5月15日から始まりました。
一方、EkimaehouseSamaruの大正を含む家地川堰堤から四万十市の四万十川河口までの鮎漁解禁日は6月1日からになります。
「同じ四万十川なのになぜ場所によって解禁日が違うのか?」
私自身このブログを書いている最中に疑問に思ったことです。そこで、ネットで調べてみましたがわからなかったので地元の方に聞いてみました。
その方によると、「昔は5月15日でどこも統一されていた。だが、鮎の成長具合からみて6月頃がちょうどいいようになってきた。そこで中流域以下は6月15日になったが、上流域は5月15日でもいい鮎が獲れるのでそのまま15日が解禁日になっている」(小野の解釈による)ということでした。
自分が聞いただけの話なので、解釈や理解が違うかもしれません。もしご存知の方がいれば教えて下さい。
【2つの漁協】
先ほど、鮎漁の解禁日は2つに分かれていることをお伝えしました。同じように漁業権を出す漁協も2つに分かれています。
四万十川の上流部を管理しているのが”四万十川上流淡水漁協”です。
範囲は四万十町の家地川地区にある家地川堰堤からの上流の本流、支流を管理しています。
そして、家地川堰堤から四万十市の河口までの本流、支流を管理しているのが”四万十川漁協協同組合”です。
こちらは、さらに4つに分かれており、東部(大正・十和)、西部(西土佐)、中央(中村)、下流(川海苔、河口)がそれぞれ管理しています。
EkimaehouseSamaruがある大正地区は四万十川漁協協同組合の東部支部の管轄になります。
※大正地区には四万十川の最大支流梼原川がありますが、梼原川は梼原川で”梼原町、津野町漁族保護会”というものがあります。しかし、この保護会が管理しているのは梼原川の上流から大正下津井地区にある津賀ダムまでですので大正地区の場合は東部支部だけで大丈夫だと思います。(詳しくは聞いてみてください)
【遊業券が必要です】
「四万十川で鮎、あめごを釣りたい」「うなぎを捕まえたい」「手長エビとかツガニとか捕りたい」
しかし、勝手に獲ることはできません。
遊業券が必要です。
当然といえば当然だとは思いますが、漁業権がないと川では鮎を釣ったりすることはできません。これは全国ほとんどの川でそうだと思います。遊漁券がないまま鮎釣りをしていると捕まります。
川は多くの恵みを与えてくれます。そして、その恵みで生活している人がいます。そんなところで乱獲されたらたまりません。
また、生態系を維持したり、保護、保全活動をするためにもある程度の管理をしていかなければなりません。
そこで必要なのが遊業券です。
大正地区を管理している四万十川漁協協同組合連合会の場合、年間10000円を出せばうなぎや鮎を獲ることができます。一日券や竿だけ、網だけの券とかもありますので調べてみてください。
遊漁券の詳しい情報については、
四万十川上流淡水漁協(0880)22-1673
四万十川漁協協同組合(0880)35-4813
梼原町・津野町漁族保護会 梼原:(0889)55-2021 津野:(0889)65-1250
または高知県の遊漁や遊漁船を紹介するポータルサイトがありそこにも載っています。
あと、釣るのはちょっとアレだけど鮎食べたいな~という方は、四万十市西土佐にある道の駅よって西土佐の「鮎市場」を覗いて見てください。
今年は僕も鮎釣りに挑戦したいと思っています。
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