【方言】?「うるさい」と「おやすみなさい」
こんにちは。
暑さと雨の夏もひと段落。四万十は少しずつ秋の空気になってきています。
当時住んでいた福岡から四万十にきて早7年目。
出身である大分と海を隔てているとはいえ近い高知県の言葉は少し大分弁にも近いところがあり親近感が湧いてきます。
今日はそんな地域の言葉について書いてみようと思います。
【方言】
方言とは…
同じ言語(日本語、中国語など)が地域によって別々な発達をし、音韻、文法、語彙などの上で相違のあるいくつかの言語圏に分かれた時の地域の言語体のこと。(ネット調べ)
高知県の方言で代表的なものと言えば、男勝りの女性のことをさす「はちきん」や語尾に「~が」を付けたりするしゃべり方です。
※「ぜよ」という言葉もありますが、これは坂本龍馬のイメージが強いせいで現在「ぜよ」を日常的に使っている人を僕は見たことがありません。
ただ、これらに関しては土佐弁と言われるもので、宿のある付近では主に「幡多弁」が使われています。
※四万十町は土佐弁の旧窪川町と幡多弁の旧大正町、旧十和村が合併しているので同じ町内に二つの方言があります。
【これは方言なのか?】
さて、四万十に来て7年。
方言に関してはわからないなりに聞きなれてきています。しゃべる際にも少しこっちの方の方言やイントネーションが出てきたりすることもあります。
しかし、まだ慣れない言い回しがあります。
それが、「うるさい」と「おやすみなさい」です。
どちらも標準語でも使う言葉ですが、ここでは少し違った意味でも使います。
【雨がうるさい】
「うるさい」(五月蠅い)
面倒で、しつこくてやりきれないなどと言った意味がある言葉です。
“人がうるさい”とか“音がうるさい”とか言った場合に使う言葉だと思いますが、ここでは「雨」に対して使います。それも「雨音がうるさい」とかでなく単純に雨が降ることについて「雨がうるさい」といったふうに使います。
【おやすみなさい】
「おやすみなさい」
夜寝る前に家族にいう言葉です。
しかし、ここ高知では夕方以降にあった人によくこの言葉を言っている姿を目にします。
おそらくその日その人に会うのが最後になるだろうというときに「おやすみなさい」という意味で使うのでしょうが初めはなかなか慣れませんでした。
夕方町中を歩いていてすれ違う人すれ違う人がみんな「おやすみなさい」と挨拶してくるので「なんでこんな明るいのに“おやすみなさい”なんだろう」と思っていましたが最近では慣れました。
逆に普通に僕も使っています。
【方言は慣れ】
以上方言について今日は書いてみました。
僕はこれまで、大分、愛知、福岡と住んできました。
その土地それぞれに方言がありましたが、数年住んでいるうちに慣れ、日常でも使うようになっていました。
こちらの方言についてもいつのまにか「~が」とかも使っているようになりました。
方言は慣れです。
周りが使っていれば自然と方言がしゃべれるようになってきます。
もし皆さんが四万十に来る機会があれば今日ご紹介した2つの言葉「うるさい」と「おやすみなさい」。是非使ってみてください。
コメント ( 2 )
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土佐弁の うるさい は音とかでは無く濡れると気分が悪いの意味合いで、うっとう しい…がイチバン当てはまるカナ?
雨の中を うるさ かったネ~と使う
おやすみ なさい は寝る前の挨拶では無く…今日、会うのは最後だから の挨拶 代わりに 使ったり してるネ
が~は、例文と して…そう ながヨー,そう なが やっちゃー、そう なが ぜー、本当な がーと使う
雨がうるさいというのは音ではないんですね~。ありがとうございます。