【令和3年】令和2年の年末あれこれ

ゲストハウスのこと, 四万十町のこと

新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお引き立てのほどよろしくお願いします。

今年は元日からのんびりと過ごさせてもらっています。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

昨年の今頃はよもやこんな世界になろうとは露にも思わずにいました。

今年がどんな年になっていくのか、初詣で引いたおみくじには「最初は悪いけど終わりの方は良くなるよ」みたいなことが書いてあったのでちょっと楽しみにしている年初です。

 

さて、年末から年始にかけて色々とありましたので今回はそれらを書いていこうと思います。

 

【門松~年神様をお出迎え~】

お正月飾りを代表する門松。年神様をお迎えするための目印となるもので、平安時代に中国から伝わったといわれています。

12月28日までか、12月30日に飾るのが一般的で、29日に飾るのは「二重苦」に繋がり、31日に飾るのは「1日飾り」といって神様に失礼にあたるそうです。

 

私は地域おこし協力隊時代から毎年門松を作っているのですが、今年も大正地区の協力隊と一緒に門松づくりを12月28日にオートキャンプ場「ウェル花夢」さんで行いました。

 

私たちの作る門松は全て現地調達。

竹、南天、雄松、雌松、梅、ゆずりは、シダ。全て地元大正でその日に調達します。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

作り方はウェル花夢の支配人さんに毎年教えてもらいながら作ります。

私は今年で6回目の門松づくりで、それなりに慣れてはきていますが、まだまだ上手くは作れません。支配人さんに習いながらみんなで2つの門松を作りました。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

門松を飾る期間は「松の内」といわれる大正月といわれる1月1日から小正月の1月15日まで。因みに関東の方では1月7日が一般的みたいです。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

役目を終えた門松はどんど焼き(左義長)で焼きます。

 

このどんど焼きには1年間の災いを払い、豊作、商売繁盛などを願う意味があり、大正の商工会青年部が毎年行っているので、この門松もその時に燃やしてもらいます。

【大晦日~年越しふるまいそば~】

大晦日といえば紅白歌合戦を見ながらの年越しそば。

 

年越しそばは鎌倉時代に福岡県は博多のお寺で年を越せない貧しい人たちにそば餅を配ったところ、食べた人達の運が上がったところから食べられるようになったという説があります。

そんな年越しそばに込められた願いは、

てて、来年を幸運で迎えられますように

①長生きできますように

②今年の不運を切り捨てて、来年を幸運で迎えられますように

③金運が上がりますように※昔、金銀細工の職人さんが細工の際にでた金銀の粉をそば粉で集めていたことから

④無病息災※そばは風雨にさらされても日を浴びると元気になるから

というものがあります。

また、そばだけではなく香川県ではうどんを食べたり、岩手県の森岡では年の数だけわんこそばを食べたりするみたいです。

そばを食べる時間帯としては一般的なのは年明け前。年明けに食べると「今年の運を切る」ということになってしまうらしいですが、これも地方によって様々で年明けに食べる所もあるみたいです。

さて、そんな年越しそば。

これも協力隊時代から完全プライベートで「ふるまいそば」というものを行っています。

 

大正の町には2社1寺があり、それを年明け前から回るという風習があり、その時に出歩いている人達にそばを無料でふるまおうと6年前から行っています。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

当初、今年は新型コロナのこともあって、ふるまいそばを行うべきかどうか迷いました。

「こんな時に人が集まることをやっていいのか」

「そもそも里帰りも少ないであろう今年にやって人はくるのか」

そんなことを考えたからです。

 

しかし、実際には今年もふるまいそばを実施しました。

そばの数は減らし、例年のように多くの方に宣伝もしませんでした。事実今年はそばの数を減らしたにも関わらず来た人はそばを食べてくれたのは20人にもなりませんでした。(余ったそばを食べる為2日間ほぼ毎食そばでした…)

そこまでしてやる理由には、「やらなかったことがある」という前例をつくりたくない、という思いがありました。

今年で6度目のふるまいそば。少しずつですが地域の方にも認知してもらえるようになってきました。

近所の方からも「今年もそばやるの?」と聞かれたりもしました。やっと大晦日の定番となってきている。そんな時に一度でもやめてしまうと「やらなかった」という事実が残り、それはいつか「やらなくてもいい」に変わっていくのではないかという怖さがありました。

 

また、今回のように外部的要因でやめるようなことはしたくありませんでした。

私たちが「もうやりたくない」。そう思った時にこのふるまいそばを終わりにしたいと思います。

それまでは、どんなことがあろうと、細々と続けていきます。

 

いつしかこのふるまいそばが大正の大晦日の風景の一部となっている。その時まで頑張りたいと思います。

 

【令和3年。今年の抱負】

色んな事があったというか、主にあった一つのことに振り回された令和2年。

楽しかったことも、辛かったことも、勉強になったこともありました。

 

新しい生活様式が叫ばれ、リモートワーク、ワーケーションなどこれまでにない仕事スタイルも出てきました。インバウンドも当分は戻ってこないかもしれません。

そんな中で私としては今年新たな挑戦をしていこうと思っています。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

「挑戦と維持」。

 

これが今年のテーマです。

ゲストハウスを維持させながら、新しいことに挑戦していく。

それを目標に頑張っていこうと思います。

とりあえずは2月にある「四万十ビジネスプランコンテスト」です。

この町全体が1つの宿|四万十町ゲストハウス「Ekimaehouse SAMARU」

 

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